こんにちは、リリーです。
前編では看護師の離職率が高い要因や、人気の転職先、また私自身の転職活動するに至った経緯について書かせていただきました。
中編では、一般企業への転職活動に焦点をあて、転職にあたり準備した具体的な内容について書かせていただきます。
転職活動に際しての準備
転職を希望する業種や企業によって準備する内容は異なってくると思いますが、私が転職を希望するにあたり具体的に準備したことを下記に挙げました。
一般的に大学生が就職活動として行う準備とほぼ同じですが、病院での就職試験しか経験がない場合は馴染みのない内容かと思います。
実際に私は初めて取り組むことばかりでした。
看護師として昼夜働きながら準備をするのは気力と体力が必要でしたが、「やると決めたからにはやる!今年中に結果を出す!」と腹を括り、時には夜勤の暇な時間(いつもではないですよ!)に勉強したりもしました。
企業研究
企業研究とは
自分の志向に合う企業と出合い、マッチするかどうかを見極める為に、企業への理解を深めることです。
就職したい病院を決める際に気になる病院のことを色々調べましたよね、それと同じです。
ただ、企業となるとそれぞれに個性がありすぎて、単なる比較だけでは到底終わらない作業です。
目的
企業の特徴を理解し、自分との相性を見極め、志望企業に出合い選考を突破することです。
深掘りすればするほど混乱していく、でも志望動機を具体化する為には必須なことです。
方法
業界内での大まかな位置付けを把握し、各企業ごとにその特徴を詳しく掘り下げて調べていきます。
会社ホームページなどを参考に、代表取締役のメッセージや企業理念の把握、企業変遷の歴史、詳しい事業・サービス内容などをそれぞれ比較します。
比較することで各企業の強みや特性への理解が深まります。
大企業となると、社長さんが自伝やビジネス書などを出版しているケースもあるので、私も立ち読み程度ですが頭に入れておきました。
また、企業にもよると思いますが、新卒向けのOB・OG訪問や会社説明会はあるが既卒向けにはない。。なんてこともあります。あったとしても仕事の都合で必ず参加できるとも限りませんよね。
新卒の就活生と違い、周囲に仲間が少ないので孤独な闘いとなりますが、インターネットや本を活用していけば大丈夫です。
エントリーシートの作成
エントリーシートとは
エントリーシートとは、企業に提出する「応募書類」の1つで、採用選考において参考にされるものです。
志望動機や自己PR、前職で頑張ったことなど、選考にあたって知りたい項目を企業ごとに設定しています。
病院での就職試験ですと、中々求められることは少ない書類かと思います。
書き方のコツ
志望動機は、企業研究で得た会社の特徴と自分の特性を絡めながら書き上げていきます。自分のこういうところが御社に向いてます!と、いわば自己PRも盛り込むことができます。
ただ自分が働きたい理由を述べるより、企業側の求める人材像と重なっていた方が「うちに合っている」と思わせますよね。ただし、嘘はいけません。必ずどこかでボロが出ます。
自己PRは、それまでの職歴で得た自分の強みを盛り込むことが必要です。既卒採用ですし、学生時代のエピソードはあまりオススメしません。
「看護師と全く違う職種だから今までの経験で得たことって自己PRに繋がるの?」と思うかもしれませんが、看護師の強みは沢山あります!
長くなりそうなので、こちらに関しては最終編で詳しくお伝えします。
私の場合・・・
私が希望した企業では、就職試験の第1段階がエントリーシートによる書類選考でした。
エントリーシートでの選考に通過できなければ、その後に続く試験のスタート地点にも立てないのです。
エントリーシートがいかに重要か分かりますよね。。
経歴や志望動機をちょろっと書く程度の履歴書とは違い、エントリーシートは志望動機や自己PRを書くにあたり字数制限があったり、かなり時間を割きました。
書くのに慣れていないということもあり、エントリーシート攻略の本を参考にしつつ、1社あたり15回以上は書き直したと思います。
就活経験のある友人や信頼できる人に読んでもらい、アドバイスを貰うことも有益です。書いているうちに段々頭が混乱していきますから、客観的な意見は大切だと思います。
私はその結果、納得のいく1枚を仕上げることができました。
SPI対策
SPIテストとは、リクルート社が提供している適性検査で、多くの企業で採用の際に用いられています。
性格を判断する「はい」「いいえ」で答える適性テストと国語と算数のような問題からなる能力テストの2つの分野から成り立っています。
決して難しいテストではありませんが、問題数が多く時間切れとなってしまう受験者も多い為、参考書を1冊買うなどしてテストに慣れておくことをおすすめします。
はっきりとした合格ラインがあるわけではありませんが、特に受験者の多い大企業では、1次選考前の足切りとして合格ラインを高めに設定しているようです。
TOEIC受験
TOEICはご存知の方も多い通り、ビジネスや日常生活での会話や文章でのやりとりといった英語能力を測る為のテストです。
転職を希望する分野や企業によって、スコア何点以上が必須であったり、また必須点数はないがエントリーシートに記載する箇所があったりします。
TOEICが全く評価対象とならない企業もあるかもしれませんが、多くの大企業では選考基準の1つとなっています。少しでも必要性を感じるのであれば、受けておいて損はありません。
予め受験日程が決まっているので、転職すると決意した際まず初めに、最短で受けられるTOEIC受験の申し込みをしました。
受験日が決まったことにより、そこからの約1ケ月半は大学受験振りに英語を猛勉強し、無事目標点数を上回ることができました。
まとめ
病院での就職試験と一般企業の就職試験は全く異なるものだということをお分かりいただけたかと思います。
受ける企業にもよりますが、大企業の中でも人気の企業は求人倍率が恐ろしく高いです。
実際私が受けた企業も倍率100倍なんて言われていました。となると、生半可な準備では対応できないですよね。。
ここが常に人手不足の看護業界とは異なる点かなと私は思っています。
長くなりましたが、次の後編(最終編です!)では看護師経験を生かした自己PRのポイントや実際の転職までの流れについてお話しようと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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